韓国出張のスマホ通信はeSIM?会社携帯? テザリング・電話・領収書の正解
韓国出張の通信は、PCも使うなら私物スマホに使い放題eSIM、日帰り〜2日なら会社携帯のローミングかtrifa、毎月行くなら30日プランが基本。テザリング可否、日本の番号での着信、領収書のもらい方も2026年9月時点で解説。
韓国出張は、金曜に行って日曜に帰る旅行とは困りごとが違います。PC をつなぎたい、日本の取引先からの電話は受けたい、経費で落とすので領収書がほしい。しかも会社携帯と私物スマホの2台持ち、という人も多いはずです。この記事では「会社携帯のローミング」「私物スマホに eSIM」「Wi-Fi ルーター」の3つを比べて、出張の日数と使い方ごとに、どれを選べばいいかを先に言います。
結論:PC を使うなら「私物スマホに使い放題 eSIM」が軸
会社携帯が ahamo やドコモ MAX など「海外でも追加料金なし」のプランなら、スマホだけの出張はそれで足ります。ただ、会社携帯のテザリングを使ってよいかは会社のルール次第で、無料枠のないプランだと1日980円前後かかります。PC をつなぐなら、私物スマホに使い放題の eSIM を1枚入れて、そこから PC にテザリングする形が、料金も手間もいちばん少なく済むことが多いです。料金は2026年9月時点の目安です。
3つのやり方を比べる

① 会社携帯のローミング
いちばん手間がかからない方法です。ドコモの ahamo・ドコモ MAX は月30GBまで・15日まで追加料金なし。ほかのドコモのプランは「世界そのままギガ」で韓国は24時間980円、au は「au海外放題」(対象プランは月18,000円分まで無料、ほかは予約して1日800円)、SoftBank は「海外あんしん定額」で1日980円(対象プランは無料の日数あり)です。テザリングは、ドコモの世界そのままギガと au海外放題は公式に「使える」と案内されています(au は日本でのテザリングオプション加入が前提)。SoftBank は海外でのテザリングがオプション扱いです。会社ごとの細かい条件は いつものスマホのまま韓国で使える? にまとめました。
気をつけたいのは、会社携帯は「会社がどのプランで契約しているか」を本人が知らないことが多い点です。出発前に総務・情シスに「韓国でデータ通信を使ってよいか、1日いくらか、テザリングしてよいか」の3つを聞いておくと、帰国後の請求で慌てません。
② 私物スマホに eSIM
使い放題の eSIM は、短期なら1日あたり550〜1,000円ほど。出発前に QR コードを読む(アプリで買う社はボタンを押す)だけで、現地に着いたら電波をつかみます。日本の SIM は抜かずに残すので、日本の番号あての電話や SMS も受けられます(あとで説明します)。eSIM の基本は 韓国eSIM比較 を見てください。
③ Wi-Fi ルーター
グローバルWiFi の韓国プランは、公式の表示価格で1日約900〜3,200円(容量と 4G・5G で変わる)。eSIM より高めですが、5台まで同時につなげるので、PC・タブレット・スマホをまとめてつなぐ人や、同僚2〜3人で同じ行動をするチームなら割に合います。受け取りと返却は空港でできます。スマホが eSIM に対応していない人も、こちらが確実です。
出張のパターン別:これを選べば外さない
1泊1〜2日
以上毎月行く
大容量会議・大きなファイル
7日を超える長めの出張は 長期滞在向けの eSIM の選び方 を見てください。30日の使い放題なら Glocal の3,980円が安めです。4問で自分向けを選べる eSIM 診断 もあります。
PC にテザリングするなら:可否と、何GB要るか

当サイトで扱う eSIM のうち、trifa・Glocal・JAPAN&GLOBAL・Saily は、公式 FAQ やヘルプでテザリングの案内があります。Glocal は「国・プランによってテザリングの容量に制限がある場合がある」としているので、購入後に届くメールで条件を確認してください。テザリングで使った分も、買ったデータ量から減ります。
使い放題にも「公正利用(FUP)」と呼ばれる決まりがあります。Glocal は「短時間に大容量の通信をすると速度制限の場合あり」、Voye の「無制限」は1日の高速通信の上限があり、超えるとその日は低速(24時間で戻る)と規約に書いています。具体的な GB 数を公開していない会社も多いので、OS のアップデートや大きなファイルの同期は、ホテルの Wi-Fi で済ませるのが安全です。PC の自動バックアップ(クラウド同期)は、出発前に一時停止しておきましょう。
何GBあれば足りる?
- メール・チャット・資料の閲覧:1日0.5〜1GB くらい。2泊3日なら 3〜5GB で足りることが多いです。
- ビデオ会議:Zoom 公式の目安(HD 画質で1対1なら上り下り各1.2Mbps、複数人なら上り2.6Mbps/下り1.8Mbps)から計算すると、1時間で約1〜2GB。毎日会議があるなら使い放題を選びます。
- 会社の VPN:通信量が少し増えます。多めに見積もるか、使い放題に。
日本の番号で電話を受けるには

私物スマホに eSIM を入れても、日本の SIM は抜きません。設定は2つだけです。
- 「モバイルデータ通信」に使う回線を韓国 eSIM にする。iPhone は「設定 → モバイル通信 → モバイルデータ通信」。Android は SIM の設定画面で、データを eSIM 側に。
- 日本の回線の「データローミング」はオフ、韓国 eSIM 側はオン。これで、日本の回線ではデータ通信の料金がかかりません。
この形なら、日本の番号あての電話も鳴ります。ただし電話に出ると国際ローミングの通話料がかかります。たとえばドコモ系は韓国で着信1分70円、日本へかけると1分125円です。長い打ち合わせは、Teams・Zoom・LINE などデータ通信の通話に切り替えてもらうのが安上がりです。会社携帯を持っていく人は、会社携帯で電話を受け、私物スマホの eSIM でデータ、と役割を分けるのもわかりやすい方法です。詳しくは 韓国の電話番号付き eSIM は必要? に書きました。
領収書と経費精算
eSIM は店頭で買わないので、「領収書が出るのか」が気になるところです。2026年9月時点の各社の案内はこうです。
| 会社 | 領収書のもらい方 |
|---|---|
| Glocal eSIM | 会員なら「マイアカウント」の履歴から、宛名や但し書きを編集して PDF で出せる |
| trifa | アプリのマイページで購入履歴を確認できる。決まった書式が必要なら、アプリ内チャットで相談。法人向けの「トリファビジネス」はインボイス制度に対応した一括請求あり |
| JAPAN&GLOBAL eSIM | 運営会社(イン・プラス)の専用フォームから依頼。購入確認後、最大3営業日以内に対応 |
| Saily | アプリの「プロフィール → Get invoice」から作成(英語) |
| グローバルWiFi | マイページから領収書の発行を依頼できる |
会社によって「インボイス(適格請求書)でないと精算できない」「海外の会社の英語の領収書は不可」といったルールがあります。毎月出張がある人は、一度だけ経理に確認して、通る会社に決めておくと、あとが楽です。会社携帯のローミング代は、会社の携帯料金としてまとめて請求されるので、個人で精算しなくて済むことがほとんどです。
羽田から金浦に飛ぶ出張なら、空港から市内までの移動は 金浦空港から市内へ にまとめています。eSIM なら金浦に着いてすぐ電波をつかむことが多いので、電車の中でメールを確認できます。
よくある質問
会社携帯だけで足りる?
スマホでメールと地図を見るだけなら、多くの場合は足ります。特に ahamo・ドコモ MAX は月30GB・15日まで追加料金なしです。PC をつなぐ、会社のルールでテザリングが禁止されている、無料枠のないプランで1日980円前後かかる、のどれかに当てはまるなら、私物スマホに eSIM を足すほうが安くて自由です。
PC のテザリングは何GB要る?
メールと資料の閲覧なら1日0.5〜1GB、ビデオ会議は1時間で約1〜2GB が目安です。会議が1日1本以上あるなら使い放題にしてください。OS の更新やクラウドの同期はホテルの Wi-Fi で。
領収書は出る?
出ます。Glocal はマイアカウントから PDF、trifa はアプリのマイページ(書式の相談はチャット)、JAPAN&GLOBAL は専用フォームから依頼、Saily はアプリから作成できます。インボイスが必要かどうかは会社のルールなので、経理に一度確認を。
日本からの電話は受けられる?
受けられます。日本の SIM を入れたまま、データローミングだけオフにしておけば、日本の番号あての電話と SMS が届きます。ただし出ると通話料がかかります(ドコモ系は1分70円)。長い話はデータ通信の通話アプリで。
毎月行くなら、韓国の携帯を契約したほうが安い?
韓国の通信会社と契約するには、ふつうは外国人登録証が必要で、短い出張を繰り返す人には現実的でないことが多いです。30日プランを1枚買って、30日以内の2回の出張で使い回すのが手軽です。
料金・条件は2026年9月25日時点の目安です(一部は9月17日に確認した既存記事の値)。申込先で最新の内容をご確認ください。当ページのリンクにはアフィリエイト広告(#PR)を含みます。料金は目安で、申込先の表示が優先されます。